
作品基本情報 [事務局独自調査]
ハイバネレンメイ
灰羽連盟
- ■公開メディア
- TVアニメシリーズ
- ■原作メディア
- 漫画
- ■放送期間
- 2002年10月10日 ~ 2002年12月19日
フジテレビ 2002年10月10日~2002年12月19日(1回~13回)毎週水曜 - ■放送局
- CX
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 13話
- ■原作
- 安倍吉俊
- ■監督
- ところともかず
- ■制作
- RADIX
- ■著作
- ©安倍吉俊・光輪密造工房
作品詳細情報
■ストーリー
定規でまっすぐ線を引くみたいに 私は空を落ちていく ただ灰色の世界へ
■キャスト
・ラッカ/広橋 涼
・レキ/野田順子
・カナ/宮島依里
・クウ/矢島晶子
・ヒカリ/折笠富美子
・ネム/村井かずさ
・クラモリ/久川 綾
・ヒョウコ/鈴木千尋
・ミドリ/水野愛日
・ダイ/比嘉久美子
・スミカ/半場友惠
・親方/青山 穣
・話師/大木民夫
■メインスタッフ
・原作、シリーズ構成、脚本、キャラクター原案/安倍吉俊
・監督/ところともかず
・助監督、設定補佐/大森貴弘
・キャラクターデザイン/高田晃
・デザインワークス/キムヒロミチ
・美術監督/片平真司
・色彩設計/遠藤菜緒美
・コンポジットディレクター(撮影監督)/長牛豊
・編集/後藤正浩
・録音演出/本山哲
・音楽/大谷幸
・プロデューサー/ueda yasuyuki、Henry後藤、岩谷能宣、春名剛生
・制作/RADIX
・製作/光輪密造工房、フジテレビ
■メインキャラクタ
・ラッカ(落下)
オールドホーム在住。灰羽暦1年の新生子。気が弱く、大人しい性格の少女。なぜか、生まれつきの静電気体質なのか?光輪に引かれるように髪がハネている。周囲に守られながらも次第に灰羽の世界になじんでいく。名前の由来は空から落ちてくる夢から『落下』。
・レキ(礫)
オールドホーム在住。灰羽暦7年、年長組のリーダー的存在で、年少組の世話もしている。灰羽になって長く、グリの街の言い伝えや、灰羽のしきたりに詳しい。元々ネムと同室だったが、後に一人部屋に移り、絵を描いたりしてる。名前の由来は小石の道を歩いてた夢から『礫』。
・カナ(河魚)
オールドホーム在住。灰羽暦3年の時計屋で働く灰羽の少女。協調性がなく、険のある物言いをよくする。勝ち気で自信あり気な事をよく言うが、根はお人よし。名前の由来は魚のように泳いでた夢から『河魚』。
・クウ(空)
元オールドホーム在住。巣立っちゃいました。灰羽暦2年の年長組の最年少。明るく、天真爛漫。動物好きで、街の人たちともなじんでる。変な帽子をよくかぶってたりと割と変わり者。名前の由来は空を飛んでいる夢から『空』。
・ヒカリ(光)
オールドホーム在住。灰羽暦4年のパン屋で働く灰羽の少女。真面目で親切な性格だが、間が抜けているのでどうでもいいような失敗が多い。頼りになりそうでならないタイプ。名前の由来は頭上に光が見えてた夢から『光』。
・ネム(眠)
オールドホーム在住。灰羽暦9年の最年長の灰羽の少女。灰羽は繭から生まれた時の年齢がまちまちなので実際の年は分からないが、レキとはおそらく同年代。レキとは対照的におっとりしてマイペース。名前の由来は眠っている夢を見ていたから『眠』。
・クラモリ
オールドホーム在住だったが、巣立ちゃいました。ネムとレキにとっては忘れられない先輩灰羽。優しく、温かく、責任感の強い素晴しい灰羽だったが身体が弱いのが玉に傷。黒い羽のレキを何とか助けようと薬を取りに頑張り、倒れることも…。
・ヒョウコ
廃工場在住。愛称はヒョコ。かつてレキとともに壁を越えようとした少年。灰羽であることを隠したいのか?頭に帽子で光輪を押さえ込んでいる。落ち込んでたレキの相談にのったり、ラッカにお詫びのプレゼントをしたりと優しい一面もある。
・ミドリ
廃工場在住。廃工場の女灰羽のリーダー的存在。ヒョウコのことがちょっと気になるお年頃。だがヒョウコは未だにレキが忘れられない?おまけにかつてレキが一時期、廃工場にいた時には妹のように可愛がられていたもんだからちょっと複雑な乙女心である。
・ダイ
オールドホーム在住。本来は廃工場出身だがなにかと粗っぽい廃工場では幼児教育に支障があるらしくオールドホームに預けられている。大工になりたかったからダイなのだがこのままだとスケボーにハマリ、すっかりそんな夢は忘れてしまいそうな今日この頃。
・スミカ
グリ在住。既婚者。ネムの職場の図書館でずっとネムと働いていたが、この度、めでたく寿退館した。どうにも好奇心が旺盛な人らしく、若いころはグリの街の外を知りたくてしょうがなかったらしい。図書館に働き、ネムとこの世界の外のことを調べたりしているうち、仲良くなった。ラッカにも親切ないいおねぇさんである。
・親方
グリ在住。時計職人。名前は知らないが、親方と呼ばれている。腕も一流ながら、泣かせどころも一流。さらっとカナの身を案ずるあたりダテに親方ではない。単なるカナの勤め先の親父なのに何気に印象に残ってしまった。
・話師
寺院在住。灰羽連盟の連盟員の中でもトーガと手話のような言葉で話し、街の交易をつかさどっている。多くの時間を寺院ですごし常に灰羽が無事育っていくことに尽力している。説法と謎かけが好き。杖はもっているが魔法は使えない。
・トーガ
住所年齢経歴不明のまさに異邦人。グリの街には商売でやって来ってきてるがなにせ、街では話師と手話で話を以外は許されぬ身。「俺を乗り越えていけ!」とばかりラッカの踏み台となったトーガもいたが意外と熱い漢なのかもしれないが彼が何者であったかは誰も知らない。
■メインロボ・アイテム
●背景
・灰羽(はいばね)【一般名称】
灰色の羽。またはそれを背中に有する生物。 人間と同じような外観をしているが繭から生まれ、光輪をさずけられその後、羽が生えてくるという天使でも人間でもない不思議な存在。壁に囲まれたグリの街で暮らし、灰羽連盟に守られている。
・グリ【地名】
かつて栗が良くとれたこの土地を…いやいや、ツボのような形をしたエリアだからぐりぐりっ!…地名の由来について諸説が存在する。「世界のはじまり」(民光書房刊)という古書に出現するが 古くて腐って解読および研究が止まっている。 用例)グリの街へ来てびっグリ~!普通の人間と灰羽達が共に暮らす街。 周囲を壁に囲まれている。トーガと呼ばれる交易人が定期的に街を訪れるが、言葉を話すことを禁じられれているため、外の様子は分からない。
・オールドホーム【俗称】
古家屋などの建物をこう呼ぶかどうかは定かでないが、灰羽の世界ではオールドホームといえば、街の外れにある使われなくなった学校か寄宿舎のような建物である。灰羽は人間が捨てた施設に生まれ暮らす。 オールドホームもその一つでありグリの街には他にも灰羽の巣となる場所が点在する。
●小物の世界
・鈴の実
過ぎ越しの祭りに必要なカラカラなる実。ナウシカ…それは安田成美…土に緑青を混ぜたりすることで色の違う実ができる。色ごとのメッセージが違うため初心者にはなんのことやらわからない。
・防護服
壁の中に入るものが壁の力から身を守るために着る防護服。壁の中には色々でちゃうらしいのでこれがないとどうなるか?怖すぎるのでかけないが…話師が着るとこんなに違和感があるのはいかがなものだろう?
・世界のはじまり
ネムとスミカが考えてたこの世界のはじまりの物語をスミカの退館祝いに装丁したもの。ちなみにクライマックスはラッカがネタ出しをして共作となった。
・鳴子
灰羽が寺院に入るとき、通常は話をしてはならないのでこれを羽につけてイエス・ノーの返事をする。質問は大体、話師がどっちかで答えられるような先読みした質問をするので大丈夫。3回間違えると、滝で修業されられるので注意。
・薬
「老人の樹」の皮から採った染料。本来はお払いに使うらしく悪いものの眼を眩ませるって言われてる。正式には雪鱗木という名で壁の近くにだけ派生する木で、灰羽がこれを取ってくるのは危険であり、高度な技術を要する。
・カエル
どこの国の土産か?わからないカエルの人形だが、クウがこれでオールドホームの仲間を見立てたジオラマを作ってたことで脚光を浴びる。カエルに見立てられた時点で憤慨する人もいるだろうがそんな心の狭い人間はオールドホームにはいない。うなずいて読んでた君と僕だけだ。
・灰羽手帳
これがないとグリの街で生きていけない。灰羽の証ともいうべき大事な手帳。灰羽連盟から発行されて労働に応じて支給されていく。つまり手帳が無くなる前に仕事を見つけなくては失業手当がもうすぐ切れそうなのに職はいっこうに見つからず焦って途方にくれている灰羽もいたのだろうか?あぁ、灰羽も楽じゃない。
・ゴンドラ
ごんど~ら、ごんど~ら あいきゃんとうぃせぇー(うろおぼえすぎ)ゴダイゴでお馴染なのはガンダーラだがこのゴンドラ、ミッキー吉野も驚きのファンキードラック・ハイパーテクノロジーで動いている。軽く漕ぐだけで自由自在に壁の中の水路を巡るのだ。壁の中の巨大ロボットにフェードインできるらしいが、ラッカもスタッフもまだその秘密を知らない。
■サブタイトル
・第1話/繭 空を落ちる夢 オールドホーム
・第2話/街と壁 トーガ 灰羽連盟
・第3話/寺院 話師 パンケーキ
・第4話/ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥
・第5話/図書館 廃工場 世界のはじまり
・第6話/夏の終わり 雨 喪失
・第7話/傷跡 病 冬の到来
・第8話/鳥
・第9話/井戸 再生 謎掛け
・第10話/クラモリ 廃工場の灰羽達 ラッカの仕事
・第11話/別離 心の闇 かけがえのないもの
・第12話/鈴の実 過ぎ越しの祭 融和
・第13話/レキの世界 祈り 終章
■主題歌・楽曲
・OP1
・free bird~真昼の月へと~
・作詞/畑亜貴
・作曲/大谷幸
・歌/伊藤真澄、上野洋子
・ED1
・Blue Flow
・作詞/畑亜貴
・作曲/伊藤真澄
・歌/Heart of Air