作品基本情報 [事務局独自調査]
リボンノキシ
リボンの騎士
- ■公開メディア
- TVアニメシリーズ
- ■原作メディア
- アニメオリジナル
- ■放送期間
- 1966年11月04日 ~ 1968年04月07日
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 52話
- ■原作
- 手塚治虫
- ■監督
- 赤堀幹治、勝井千賀雄
作品詳細情報
■ストーリー
シルバーランドの王子サファイヤは実は女の子。王位継承出来るのは男でなければならないという国の掟のため、王様はサファイヤを王子としてそだてた。そんなサファイヤの前に、天界から来たいたずら天使の”チンク”が現れる。赤ん坊に女の子の心と男の子の心を重ねて飲ませた罰として、神様に地上に落とされたチンクは、男の子の心を回収するために、男の子の心を持って生まれてきた女の子を12年間捜し続けていたのだ。国の王位を狙うジェラルミン大公やナイロン卿をあいてに、剣の達人”リボンの騎士”となって闘う決意をしたサファイヤ。そして彼女を助けるために共に闘うチンクだったが、運命の歯車は、魔王メフィストの陰謀や、X連合のシルバーランド侵攻という戦乱の時代へと動き出す。サファイヤとシルバーランドの運命は・・?
■解説
手塚治虫氏の同名原作をもとに製作されたテレビアニメシリーズ。名作童話、伝承の要素をふんだんに盛り込んだファンタジー空間を舞台に、主人公サファイヤの美しくも凛々しい活躍を、宝塚歌劇的な香りを漂わせつつ華麗に描くことに成功。本作は、東映動画(現・東映アニメーション)が前年に送り出した『魔法使いサリー』と並び、少女マンガ原作を映像化した最初のTVアニメとして位置づけられる存在です。また、初めて具体的に“少女向け”を目指して作られた点でも画期的な1作でした。幼児~小学校低学年が中心的視聴者と認識されていたTVアニメでは、対象年齢の子どもたちの性が未分化であるとの判断から、それまで女児層だけを意識して作品が企画される例はありませんでした。TVアニメ『リボンの騎士』は、今日では当たり前になった“少女向けアニメ”の出発点として、まさにジャンルそのものを開拓、確立した意欲作だったと言えます。
■メインスタッフ
・原作/手塚治虫
・監督/赤堀幹治、勝井千賀雄