作品基本情報 [事務局独自調査]
フランダースノイヌ
フランダースの犬
- ■公開メディア
- TVアニメシリーズ
- ■原作メディア
- 小説
- ■放送期間
- 1975年01月05日 ~ 1975年12月28日
毎週日曜日19:30~20:00 - ■放送局
- フジテレビ系放映
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 52話
- ■原作
- ルイーズ・ド・ラ・ラメー(ウィーダ)
- ■監督
- 黒田昌郎
- ■制作
- 日本アニメーション・フジテレビ
- ■著作
- ©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1975
作品詳細情報
■ストーリー
ベルギーのフランダース地方アントワープ郊外に住む、絵を描くことが大好きな少年ネロは、祖父ジェハンと友達のアロアに囲まれながら貧しいながら幸せに暮らしていた。ある日、ネロたちは、金物屋の主人に捨てられた荷車ひきの老犬パトラッシュが瀕死の状態でいるのを見つける。懸命の看病により元気を取り戻したパトラッシュ。しだいに強い絆で結ばれるネロとパトラッシュ。だが、そんなある日、ジェハンが過労で亡くなってしまう。さらに、風車小屋の火事をネロの仕業として犯人扱いされついに行き場を失ってしまう。絵のコンクールにも落選し、すべてを失ったネロは、ルーベンスの絵の前でパトラッシュとともに安らかな眠りについた。
■解説
日本アニメーション及び世界名作劇場1作目。等身大の人間を描く作品としては、『アルプスの少女ハイジ』に続く作品であり、世界名作劇場シリーズを確固たる地位に定着させた。原作は1872年イギリスのウィーダ(アニメのテロップではルイーズ・ド・ラ・ラメー)による児童文学の古典。結末が、ネロもパトラッシュも死んでしまうという悲惨なものであるため、アニメの本放送中んい、全国の子供たちから助命の嘆願が殺到したという。主題歌『よあけのみち』は出だしのコーラスが2バージョンあり、よく知られているのは、アントワープ・チルドレン・コーラスのバージョン。
■キャスト
・ネロ/喜多道枝
・ジェハンじいさん/及川広夫
・アロア/麻上洋子、桂玲子
・コゼツ旦那/大木民夫
・エリーナ奥様/中西妙子
・ヌレットおばあさん/遠藤晴
・ジョルジュ/駒村クリ子
・ポール/菅谷政子
・ミシェルおじさん/雨森雅司
・ノエル/永井一郎
・ハンス/村松康雄
・アンドレ/白川澄子
・金物屋/飯塚昭三
・ヘンドリック・レイ/家弓家正
・ナレーター/武藤礼子
■メインスタッフ
・原作/ルイーズ・ド・ラ・ラメー(ウィーダ)
・製作/本橋浩一
・製作管理/高桑充
・企画/佐藤昭司(前期ズイヨー映像、後期日本アニメーション)
・音楽/渡辺岳夫
・演出/黒田昌郎
・プロデューサー/高橋茂人、中島順三、松土隆二
・脚本/吉田義昭、中西隆三、加瀬高之、伊藤恒久、雪室俊一、佐藤道雄、安藤豊弘、高山由紀子、松島昭、
・シリーズ構成/松木功、六鹿英雄、中西隆三
・キャラクターデザイン/森康二
・作画監督/坂井俊一、岡田敏靖、羽根章悦
・美術監督/伊藤主計
・撮影監督/黒木敬七
・レイアウト/坂井俊一
・録音監督/佐藤敏夫
・色指定/保田道世
・動画チェック/前田英美
・作画/OHプロ、篠原征子、米川功真、丹内司、真鍋譲二、飯村一夫、高橋信也、太田朱美、桜井美知代、高野登ほか
・仕上げ/スタジオ・ロビン
・背景/椋尾篁、川本征平、窪田忠雄、西芳邦、西原繁雄、石橋健一
・撮影/トランスアーツ
・効果/石田サウンド
・録音スタジオ/東北新社
・現像所/東洋現像所
・編集/瀬山武司
・絵コンテ/奥田誠治、富野善幸、黒田昌郎(柴田一)、山崎修二、斧谷稔、高畑勲、佐々木正広、西牧秀雄(水沢わたる)
・演出助手/横田和善、蔭山康生
・制作デスク/根来昭
・制作進行/松土隆二、高砂克己、富岡義和、堀内俊弘、飯田誠一 他
・制作/日本アニメーション・フジテレビ
・OP『よあけのみち』作詞/岸田衿子、作曲/渡辺岳夫、唄/大杉久美子
・ED『どこまでもあるこうね』作詞/岸田衿子、作曲/渡辺岳夫、唄/大杉久美子
■メインキャラクタ
・ネロ
絵を書くことが大好きで、将来は画家になりたいと思っている優しい少年。幼い時に両親が亡くなりおじいさんと二人で暮らしている。アントワープの教会にあるルーベンスの絵を見たいのだが、絵を見るためのお金がない。
・アロア
ネロの幼なじみで明るい女の子。何の不自由もなく育てられたせいか、ややわがままな所がある。パトラッシュとも仲が良く、ネロたちと遊ぶのが楽しみ。
・ジェハンじいさん
ネロの唯一の肉親。村からアントワープまで牛乳を運ぶ仕事をしている。若い時の戦争で受けた傷や年のせいで体調が余り良くない。画家になりたいというネロの願いを何とかかなえてあげたいと思っている。
・パトラッシュ
金物屋に酷使された挙句に捨てられてしまった労働犬。ネロとおじいさんに命を助けられてからは、仕事も手伝い常に二人と共に。金物屋に一度は連れて行かれるが、隙を見て逃げ出しネロ達の元に戻って来る。とても利口な犬。
・コゼツ
アロアのお父さん。風車を持つ、村一番のお金持ち。貧しいネロがアロアと仲良しなのが許せないでいる。
・エリーナ
アロアのお母さん。ネロのことを自分の息子のように心配してくれる
・ジョルジュとポール/駒村クリ子・菅谷政子
ネロの友達の兄弟。ポールが運河に落ちてしまったところをネロが必死で助け、ジョルジュは感謝と尊敬の念を抱くようになる。
■サブタイトル
・1/少年ネロ(1975/01/05)
・2/アロアと森へ(1975/01/12)
・3/アントワープの町で(1975/01/19)
・4/新しい友達(1975/01/26)
・5/パトラッシュ(1975/02/02)
・6/がんばれパトラッシュ(1975/02/09)
・7/スープをおのみ(1975/02/16)
・8/ほえたよ おじいさん(1975/02/23)
・9/おもいでの鈴(1975/03/02)
・10/アロアのブローチ(1975/03/09)
・11/エリーナの花畑(1975/03/16)
・12/おじいさんの小さな壺(1975/03/23)
・13/ナポレオン時代の風車(1975/03/30)
・14/夜空に描いた絵(1975/04/06)
・15/古い帳簿(1975/04/13)
・16/10サンチームの写生帳(1975/04/20)
・17/丘の上の木の下で(1975/04/27)
・18/いたずらっ子のクロ(1975/05/04)
・19/金物屋が村に(1975/05/11)
・20/どこまでも(1975/05/18)
・21/船で来たお客さま(1975/05/25)
・22/イギリスからの贈物(1975/06/01)
・23/アロアの誕生日(1975/06/08)
・24/アロアの絵(1975/06/15)
・25/アロアがいない(1975/06/22)
・26/さようならアロア(1975/06/29)
・27/アロアのいないクリスマス(1975/07/06)
・28/親切な貴婦人(1975/07/13)
・29/ルーベンスの2枚の絵(1975/07/20)
・30/雪の中の約束(1975/07/27)
・31/ネロの決意(1975/08/03)
・32/大きなカシの木(1975/08/10)
・33/こころの手紙(1975/08/17)
・34/ヌレットおばさん(1975/08/24)
・35/お帰りアロア(1975/08/31)
・36/アロアのくすり(1975/09/07)
・37/うれしい知らせ(1975/09/14)
・38/ネロの大きな夢(1975/09/21)
・39/心をつなぐ二つの旗(1975/09/28)
・40/おじいさんの口笛(1975/10/05)
・41/なつかしい長い道(1975/10/12)
・42/となりに来た人(1975/10/19)
・43/アロアのおてつだい(1975/10/26)
・44/おじいさんへのおみやげ(1975/11/02)
・45/ひとりぼっちのネロ(1975/11/09)
・46/おじいさんの顔(1975/11/16)
・47/風車小屋の火事(1975/11/23)
・48/なくなった仕事(1975/11/30)
・49/描けたよおじいさん(1975/12/07)
・50/発表の日(1975/12/14)
・51/二千フランの金貨(1975/12/21)
・52/天使たちの絵(1975/12/28)
■関連作品
THE DOG OF FLANDERS(劇場版)
■主題歌・楽曲
・OP
・よあけのみち
・作詞/岸田衿子
・作曲/渡部岳夫
・唄/大杉久美子
・ED
・どこまでもあるこうね
・作詞/岸田衿子
・作曲/渡部岳夫
・唄/大杉久美子