作品基本情報 [事務局独自調査]
ロードストウセンキ
ロードス島戦記
- ■公開メディア
- OVA
- ■原作メディア
- 小説
- ■発売日
- 1990年06月30日
- ■発売・販売
- 角川書店
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 13話
- ■原作
- 安田均、水野良
- ■監督
- ・総監督/永丘昭典
- ■制作
- ・製作総指揮/角川歴彦
・製作/角川書店、丸紅、東京放送、角川メディアハウス
・アニメーション制作協力/マッドハウス - ■著作
- ©水野良・グループSNE・角川書店・丸紅・TBS
作品詳細情報
■ストーリー
ロードス島。そこは「帰らず森」「風と炎の砂漠」「暗黒の島」「蠢く地下迷宮」といった恐るべき場所がいくつも存在する島。ロードス支配を目論む暗黒の島・マーモの暗黒帝王・ベルドの背後には、協力な力を秘めた魔女・カーラの暗躍があった。辺境の村・ザクソンに住む剣士・パーンは、勇者を夢見て親友の神官・エド、ドワーフ、屈強な戦士・ギム、魔術師・スイレンと共に旅立つ。やがて一行にはエルフのディードリット、怪盗・ウッドチャックなどが加わる。
■解説
1990年から1991年に制作・発売された。全13話。全13巻累計の総出荷本数は55万本。2006年にDVDで復刻している。原作小説がまだ連載中だった頃に制作されたため、結末が大幅に異なる。また、割愛されたエピソードがあったり、小説では死亡するキャラクターが生き残っていたり、その逆もある。割愛されたエピソードのうち、第二部「炎の魔神」については同じ声優でラジオドラマ化された。
■キャスト
・パーン/草尾毅
・ディードリット/冬馬由美
・ギム/坂口芳貞
・エト/山口勝平
・スレイン/田中秀幸
・ウッドチャック/若本規夫
・カーラ/榊原良子
・ファーン王/阪脩
・カシュー王/池田秀一
・ウォート/大木民夫
・ベルド/石田太郎
・アシュラム/神谷明
・バグナード/青野武
・ピロテース/玉川紗己子
・ナレーション/永井一郎
■メインスタッフ
・原作/安田均、水野良
・製作総指揮/角川歴彦
・プロデューサー/池田憲章(第7話まで)、丸山正雄
・総監督/永丘昭典
・シリーズ構成/渡辺麻実
・キャラクター原案/出渕裕
・キャラクターデザイン、総作画監督/結城信輝
・サブキャラクターデザイン/箕輪豊
・美術監督/金子英俊
・撮影監督/石川欣一
・音響監督/本田保則
・コーディネーター/高梨由美子
・企画/田宮武
・音楽/萩田光男
・アニメーション制作協力/マッドハウス
・製作/角川書店、丸紅、東京放送、角川メディアオフィス
■メインキャラクタ
・パーン
主人公。ヴァリス生まれ。幼少期から青年期までザクソン村で過ごす。はじめのうちは血気盛んな青年で、幼なじみで親友のエトに感化され至高神ファリスの正義を唱え、正義感は強いものの融通が利かない頑固者であった。そのうち無謀な行動もほとんどは仲間を助けるためのものとなり、意味のない危険は犯さなくなってくる。融通が利かないのは相変わらずであるが仲間をより信頼するようになり、自分より仲間の方が適正である場合は任せたりと協調性は徐々に良くなってくる。
・ディードリット
帰らず森出身の妖精ハイエルフの女性。精霊を召喚して使役する精霊使いであり、同時にそこそこの剣の技量も備える魔法剣士。パーンと長く行動を共にする。外見は金髪のロングヘア、小柄で尖った耳とアーモンド型の釣りあがった瞳が特徴。明朗快活・行動的。
・ギム
ドワーフの戦士。ある目的のため、パーンの旅に同行する。
・エト
至高神ファリスの神官。主人公であるパーンとはザクソン村の幼なじみで無二の親友。アラニアのファリス神殿で4年間の修業を終えてザクソン村に戻った後、パーンに誘われて旅に出て数々の冒険を共にする。温厚で生真面目な性格ではあるが、物語冒頭では若さゆえ、あるいはパーンの影響からか若干無謀なところがある。神官としては、冒頭でこそ駆け出しの神官であったが、ファリスが法を司る神でもあるが故に教条的になりすぎていたファリス神殿の中にあって、教義には反するが、相手にとってそれが救いになるとすれば嘘をつくことも厭わないなど、表向きの教えではなく真の信仰心を抱いており、最高司祭ジェナートが推し進めた教団改革の継承者として、最高司祭まで上り詰めることになる。
・スレイン・スターシーカー
ザクソンでは村人たちから変わり者の扱いを受けていたが、同時に温和な性格と豊富な知識から村のご意見役として信頼もされている。知識欲は旺盛で、その知識を他人に語りたがる、魔術師としては典型的な性格。明らかに必要ない場合でも薀蓄を語ることを優先する事が多い。基本的には温厚で争いを好まない性格だが、パーンと関わることで闘いに巻き込まれることも多く、彼について旅立ったときから平穏とは無縁の日々を過ごすことになる。自らを「星を探す者」と称し、「スターシーカー」を名乗る。レイリアこそが「星」だと確信し、熱烈なプロポーズを行う。普段の彼からは考えられないほど必死だったらしく、最初は断っていたレイリアの心を見事に射止めた。
・ウッド・チャック
アラニアの首都アランの盗賊。ウッド・チャックは通り名であり、ジェイ・ランカードという本名を持つが、本名の姓は虚栄心から自分で付けたものである。盗みにより逮捕され、22年も牢獄生活を送っていた。アラニア王子誕生の恩赦により出所したところでパーン達と出逢い、以後の旅に同行する。ブランクはあるもののパーティーでは一番世俗的な知識・経験に長けており、情に厚い一面もある。しかし自分の将来に対する危機感からか金銭や野心などに固執する面もある。
・カーラ
古代魔法王国カストゥール時代の人物。「灰色の魔女」として500年以上もロードス島の歴史に干渉し、パーンたちの前に立ち塞がる。人間であった頃の名前はアルナカーラ。付与魔術一門の魔術師。六英雄の一人「名も無き魔法戦士」の正体でもあり。ロードスの歴史を影から操る人物。ターバ神殿を訪れた際にレイリアに憑依。その後パーン達によってサークレットを外されるも、ウッドチャックが自ら望んで憑依された。
・ファーン王
ロードスの大国でありファリス神を信仰する神聖王国ヴァリスの聖騎士団において、最も将来を嘱望された若き聖騎士であり、”白の騎士”や”百年に一人の騎士”と呼ばれていた。しかし敬虔なファリス信者で真面目な性格と正義感から、当時の形式化した教団や世俗的な騎士団との間で軋轢を生み、また急進的なジェナートの教団改革の熱心な支持者として敵も多かった。
・カシュー王
本名 カシュー・アルナーグⅠ世。フレイム国王。庸兵王とも呼ばれる。魔剣「ソリッドスラッシュ」を所持。アレクラスト大陸(生地は東部の城塞都市プリシスとの説が有力)出身で、かつて大陸最強を謳われた剣匠「ルーファス」その人である。
・ウォート
偏屈な老魔術師。「最も深き迷宮」の上に塔を建て、そこで隠遁生活を送っている。世俗の争いには意図的に関わらないようにしていたが、邪神戦争時にフレーべと共に戦場に姿を現す。
・ベルド
マーモ帝国の暗黒皇帝として君臨する。かつては「赤髪の庸兵」として知られていたロードス最強の戦士。英雄戦争でファーンを斃した直後、カシューと戦うも流れ矢によって生まれた隙を付かれて戦死。魔神王から奪った魔剣「魂砕き(ソウルクラッシュ)」を所持しており、その魔力により若さが保たれていた。
・アシュラム
暗黒騎士。常に「影纏い(シャドウ・ウィルダー)」という黒い鎧を実を纏い、マーモ帝国の暗黒騎士団を率いて「黒衣の将軍」と呼ばれる。ベルドの死後は彼の魔剣「魂砕き(ソウルクラッシュ)」を受け継ぎ、評議会の一角をなす。戦いの中でパーンの宿命のライバルとなる。後にクリスタニアに辿り着き、漂流王と呼ばれることになる。
・バグナード
宮廷魔術師。ベルドの死後、評議会の一角をなす。グローダーら一門の魔術師を率い「黒の導師」と呼ばれる。師ラルカスの制約(ギアス)の魔法により、魔法を唱えると常人には耐え難い激痛を伴うが、強靭な精神力で集中を途切れさせることなく魔法を使用することができる。サルバーンの魔術書から死霊魔術の奥義を修得、また「知識の額冠」から得た知識を元に2つの鍵の探索を開始、邪神カーディスの力でより確実なものとして「不死の王(ノーライフキング)」として転生を果たす。
・ピロテース
アシュラム配下の女性ダークエルフ。アシュラムとは恋仲でもあるらしい。アスタールの妹で、最初は兄を無駄死にさせたアシュラムの命を狙っていた。パーンとディートリットに対応するアシュラムのパートナーとして設定された。
■サブタイトル
・第1話/伝説への序章(プロローグ)
・第2話/炎の出発(たびだち)
・第3話/黒衣の騎士
・第4話/灰色の魔女
・第5話/砂漠の王
・第6話/暗黒王の剣
・第7話/英雄戦争
・第8話/戦士の鎮魂歌(レクイエム)
・第9話/支配の王錫
・第10話/火竜山の魔竜
・第11話/魔導師の野望
・第12話/決戦!暗黒の島(マーモ)
・第13話/灼熱の大地(ロードス)
■主題歌・楽曲
・OP
「Adèsso e Fortuna ~炎と永遠~」
作詞/新居昭乃
作曲/新居昭乃
編曲/萩田光男
歌/Sherry(加藤いづみ)
・ED
「風のファンタジア」
作詞/新居昭乃
作曲/新居昭乃
編曲/新居昭乃
歌/Sherry(加藤いづみ)