作品基本情報 [事務局独自調査]
ヒツジノウタ
羊のうた
- ■公開メディア
- OVA
- ■原作メディア
- 漫画
- ■発売日
- 2003年05月25日
- ■発売・販売
- ・発売・販売/インターコミュニケーションズ
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 4話
- ■原作
- 冬目景
- ■監督
- 杉井ギサブロー
- ■制作
- ・アニメーション制作/マッドハウス
・制作協力/グループ・タック
・製作/「羊のうた」製作委員会(グルーヴコーポレーション、インターコミュニケーションズ) - ■著作
- ©2004冬目景/幻冬舎コミックス/「羊のうた」制作委員会
作品詳細情報
■ストーリー
幼い頃に母親を亡くした高城一砂は、父親の友人である江田夫妻に預けられた。それ以来、一砂は父親に会うことなく江田夫妻の下で育ち、高校生になった今では正式に江田夫妻の養子になるという話も出ている。小さい頃の夢をよく見るようになったことを除けば、一砂は特に変わりばえのないごく普通の高校生活を送っていた。
そんなある日、一砂は同級生の八重樫葉の腕についた血を見て、奇妙な感覚に襲われる。そして、その感覚に導かれるようにかつて両親と暮らしていた家を訪れ、実の姉である高城千砂と再会する。
そこで一砂は父の死を告げられ、高城家の「病」の事を聞かされる。その病とは吸血鬼のように発作的に他人の血が欲しくなり、理性をなくして他人を襲うという奇病であり、千砂自身もその病に冒されていた。この病は一砂にも発病する可能性があるが、男子は発病する確率が低い為、志砂により江田夫妻のもとに預けられていたのだという。
だが、既に一砂は発病していることを感じていた。一砂は再び千砂のもとに訪れ、そのことを打ち明ける。千砂は一砂に発作止めの薬を渡すが、変化を認めることを恐れる一砂は発作止めの薬を飲もうとしない。それを見た千砂は、自らの手首を傷つけ一砂に血を与える。
同じ病に苦しみ、自殺した父の面影を追い求め他人を遠ざけて生きる千砂と、大切な人たちを守るため他人を遠ざけようとする一砂。 やがて2人は寄り添うように2人暮らしを始める…。
■解説
冬目景 作の漫画作品。1996年1月号から月刊漫画「コミックバーガー」、2002年11月号の「コミックバーズ」に連載された。冬目景作品では珍しくメディアミックス展開がされたものであり、アニメーションの他実写映画、OVA、ドラマCDも制作されている。タイトルは中原中也の「羊の歌」に由来する。
■キャスト
・高城一砂/関智一
・高城千砂/林原めぐみ
・八重樫葉/雪野五月
・水無瀬/三木眞一郎
・江田夏子/佐々木瑤子
■メインスタッフ
・監督/杉井ギサブロー
・キャラクターデザイン、作画監督/瀬尾康博
・美術監督/金村勝義
・色彩設計/歌川律子
・撮影監督/佐藤陽一郎
・編集/古川雅士
・音響監督/藤山房伸
・音楽/宮澤謙
・プロデューサー/相馬和彦、松葉せつこ、丸山正雄
■メインキャラクタ
・高城 一砂(たかしろ かずな)
高校一年生。母親が小さい頃に亡くなったため、父親の友人である江田夫妻に育てられる。
・高城 千砂(たかしろ ちずな)
高校二年生。幼い頃から高城家の「病」を発病しており、父親に育てられる。黒髪ロングの着物姿が美しい女性。高城の病とは別に生まれつき心臓が弱く、発作を抑える薬の服用がそれを悪化させている。
・八重樫 葉(やえがし よう)
一砂と同級生の女の子。美術部に所属している。髪の毛を自分で切ったりとおしゃれに興味が無く、滅多に笑わない。一砂とはお互いに好意を抱いているが、はっきりとは自覚していない。
・水無瀬(みなせ)
千砂の幼馴染の医師。千砂より11歳年上。千砂とは高校生の頃に知り合い10年以上実の兄のように過ごしてきた。左目に千砂につけられた大きな傷がある。現在は保護者として、また医者として千砂の面倒をみている。
・江田 夏子(えだ なつこ)
一砂を育ててきた母親代わりの女性。年齢は30代後半から40代前半。かつては子供はいらないという考えだったが、近頃は心境に変化が生じている。
■サブタイトル
・第1章(2003/05/25)
・第2章(2003/08/25)
・第3章(2003/11/25)
・最終章(2004/02/25)
■関連作品
・漫画(原作)
幻冬舎コミックス、全7巻
・ドラマCD
全3巻
■主題歌・楽曲
・TM
「Destiny~宿命~」
作詞/野田礼子
作曲/高橋哲也
編曲/高橋哲也
歌/千砂&一砂