作品基本情報 [事務局独自調査]
コウカクキドウタイ エス エイ シー セカンド ギグ
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG
- ■公開メディア
- TVアニメシリーズ
- ■原作メディア
- 漫画
- ■放送期間
- 2004年01月01日 ~ 2005年01月01日
- ■放送局
- ・放送/スカイパーフェクTV!
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 26話
- ■原作
- ・原作/士郎正宗攻殻機動隊・講談社
- ■監督
- ・監督/神山健治
- ■制作
- ・制作/Production I.G
・製作/Production I.G、バンダイビジュアル、バンダイ エンタテインメント、電通、日本テレビ、徳間書店、ビクターエンタテインメント、マンガ エンタテインメント - ■著作
- ©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
作品詳細情報
■ストーリー
公安9課の戦いが、今再び幕を開ける!
草薙素子を始めとする公安9課は犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織である。招慰難民や核を巡る政治的謀略に立ち向かう中で9課は新たな敵である内閣情報庁、そして「個別の11人」と名乗るテロリストと対峙することになる。
※バンダイチャンネルより引用
■解説
攻殻機動隊とは?
“近未来ポリスアクション”の決定版、遂に登場!! 今、世界が注目する、最も知的で最も感動的なテレビアニメシリーズ!!
全世界に熱狂的なファンを有する士郎正宗原作によるマンガ「攻殻機動隊」が、 押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場アニメ化され たのは1995年。翌年、それは米ビルボード誌のビデオチャートで一位を獲得し、 数々のハリウッド映画に多大な影響を与えた。
この世界的に成功した映画から7年、「GOHST IN THE SHELL/攻殻機動隊」とはパラレルワールドの世界を神山健治監督が描きだした前作TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(略称:攻殻S)が、またも大反響を呼び、押井守ワールドは、確固たる地位を確立した。
そして2005年4月。 押井守主催“押井塾”出身の神山健治監督をはじめとする1stシリーズのスタッ フが再び集結!!
草薙素子をはじめとする公安9課の新たなる戦いが、再び始まる。
本シリーズではシリーズコンセプトとして、プロダクション I.G製作による大型 劇場作品『イノセンス』(2004年春公開予定)監督の押井守が参加。構想の初期 段階からアイディアを提供、全編の構成に携わっており、神山監督とは、これが 初の本格的師弟協力TV作品となる。//
1話完結という形を踏襲しつつ、「招慰難民」や「核」を巡る政治的謀略に立ち 向かう9課の姿が描かれ、敵対するキャラクターとして「内閣情報庁」そして 「個別の11人」と名乗るテロリスト等が登場。
前シリーズを越える緻密なストーリーが、全編ハイビジョン、5.1チャンネルサ ラウンド放送で展開する。
■キャスト
・草薙素子/田中敦子
・荒巻大輔/阪脩
・バトー/大塚明夫
・トグサ/山寺宏一
・イシカワ/仲野裕
・サイトー/大川透
・パズ/小野塚貴志
・ボーマ/山口太郎
・タチコマ/玉川紗己子
■メインスタッフ
・原作、協力/士郎正宗
・企画/石川光久、渡辺繁
・監督、シリーズ構成/神山健治
・ストーリーコンセプト/押井守
・キャラクターデザイン/後藤隆幸、西尾鉄也
・オリジナルキャラクターデザイン/下村一
・メカニカルデザイン/寺岡賢司、常木志伸
・美術監督/竹田悠介
・美術設定/加藤浩
・色彩設定/片山由美子
・特殊効果/村上正博
・編集/植松淳一
・撮影監督/田中宏侍
・3D監督/遠藤誠
・音響監督/若林和弘
・音楽/菅野よう子
・音楽プロデューサー/太田敏明
・音楽ディレクター/石川吉元
・音楽制作/ビクターエンタテインメント
・プロデューサー/松家雄一郎、国崎久徳
・制作/Production I.G
・製作/Production I.G、バンダイビジュアル、バンダイ エンタテインメント、電通、日本テレビ、徳間書店、ビクターエンタテインメント、マンガ エンタテインメント
■メインキャラクタ
・草薙素子
身長:168cm
公安9課の実質的リーダー。犯罪の芽を捜し出しこれを除去する--犯罪に対し攻性である公安9課の発案者でもある彼女は、脳と脊髄の一部を除いて、肉体をほぼすべて義体化しているサイボーグである。幼い頃から電脳・義体化していたため、世界屈指の電脳・義体使いであり、その実力は「エスパーよりも数の少ない貴重な才能」と言われるほどである。指揮官としても優秀で、攻め時と引き時のメリハリがはっきりしており、メンバーに対しての指示も的確である。軍に所属していた過去を持ち、他のメンバーからは「少佐」と呼ばれている。
・荒巻大輔
身長:153cm
首相と直結している公安9課の課長。軍の情報部出身と言うこともあり、その方面の知人も多く官界に顔が効く。判断は迅速で迷いが無く、鉄の意志と非情なまでの決断力、沈着冷静さを持ち合わせる正義の男である。行動的で、現場に出ることも少なくない。9課の実行力を最大限に生かすため、国の手続きの回避策や条項の独自解釈をよく行うが、それらを常にそして全て合法活動としてまとめている(公式か非公式かは別問題である)。公安9課の特殊性は、草薙、そして荒巻の特殊な個性の表れといっても過言ではない。
・バトー
身長:187cm
両目が義眼の大男。肉体の大半を義体化しているサイボーグである。よきサポート役であり、実力も草薙に継ぐが、草薙や荒巻が警察的な行動性格を持つのに対し、より軍人らしい行動をとる(逮捕より射殺、被害者ゼロではなく最小被害)。粗野で下品ではあるが、草薙には一定の距離と誠意、愛情をもって接しているところをみると、腐れ縁以上の感情を持っているようだ。銃や車など機械全般に対して並々ならぬ愛情を注ぐ傾向があり、個体差がないことが特徴であるはずのタチコマも、使用する機体を一機に限定し搭乗している。
・トグサ
身長:178.5cm
草薙により本庁から引き抜かれた、電脳以外は義体化していない9課では異色の存在。課内唯一の所帯持ちで、長女、長男の二人の子供がいる。優秀な刑事ではあるが、戦闘に関してはまだまだアマチュアであり、草薙等が軍人的行動をとると反発することもある。銃についてはこだわりがあるらしく、マテバ社のリボルバーを愛用している。
・イシカワ
身長:180cm
電脳戦、情報収集を得意とし、9課全体の気配りをはじめ、様々な事についてこまめにサポートしている。ベテランらしく経験も豊富だが、判断が違ったとしても荒巻や草薙に口出しすることは無い。草薙とのつき合いは、メンバー中最も長い。
・サイトー
身長:172cm
生身の度合いはトグサにつぐ彼は、優秀な狙撃兵であり典型的な軍人体質である。本来はあまり集団行動に適していないが、草薙やバトーが自分の才能を有効に活用してくれる数少ない優秀な指揮官であると考えているため、行動を共にしている。
・パズ
身長:177cm
無口でクールな愛煙家であり、外見は最も公安らしい。自分の足で情報を集めるタイプで潜入捜査を得意とするが、時には前衛に回り、草薙と共に格闘戦をおこなうこともある。
・ボーマ
身長:200cm
バトー同様、義眼の大男。巨体を生かし大口径火器を担当することもあるが、その外見とは裏腹に電脳戦を得意とする。イシカワと共にバックアップに回ることが多いため、活躍の場はもっぱら9課本部のダイブルームである。
・タチコマ
スペック不明
公安9課に9機配備されている小型の思考戦車。右腕内にチェーンガン、口部分にグレネードランチャーを装備しており、熱光学迷彩も使用可能である。後部に人が搭乗するコクピットもあるが、ニューロチップの高度なAI制御により、操縦者なしでも単独で行動することもできる。1単位の仕事を終えた後は全機の電脳を並列化し、機体による個体差をなくすように調整されている。
■メインロボ・アイテム
・サイボーグ~義体
義手、義足等の延長線上にあるもので、失った肉体を補うために作られた人工の肉体のことを義体という。義体化を行った人のことは、総称して「サイボーグ」と呼ばれる。体の一部を義体化している部分サイボーグは「人間の能力を補う」、草薙のような全身サイボーグは「人間以上をつくる」という点で、同じ義体化でも意味が異なる。アンドロイドとは異なり、非人間型の義体であっても元が人間である場合はサイボーグと呼ばれる。2030年の段階で、身体を10%以上サイボーグ化した人は186万人と言われており、パラリンピックのおかげで世間一般の認知度は高い。
・アンドロイド
・サイボーグは人間であるが、同じテクノロジを使用してつくられているものに、人型ロボットのアンドロイドがある。体は全身サイボーグと同様のもので、サイボーグの脳のかわりに、AIが搭載されている。外見は全身義体化したサイボーグと同様で、自律して動くこともできるが、人間とはゴーストを持たない点が決定的に異なる点であり、AIの限界でもある。
・ロボット
箱形から人間型、非人間型と多種多様なロボットが存在するが、この世界では概ねAIを搭載し、ネット接続を前提に稼働するものが多い。人間とのやりとりも基本的なキーボード入力から会話、そして有線で接続するタイプなど様々。アンドロイドとロボットの区別は曖昧で定義もないが、一般的慣習として人型をしているものをアンドロイドと呼ぶ。広義ではタチコマもロボットに分類される。
・ゴースト
オリジナルと寸分違わぬ肉体を、義体という形で作ることはできるようになっても、そこにゴーストは宿ることは無い--ということから逆説的に存在が証明された「個」を限定する因子のことを「ゴースト」と呼んでいる。現在使われている言葉として近い意味をもつのは“魂”“霊魂”などである。他人との区別より自己を限定するもの、自分を自分として証明する証拠である。
・電脳
脳に対してマイクロマシンを注入し、首に入出力インターフェースを埋め込むことで、思考を直接外部とやりとり可能となる脳の事を電脳という。現代でいう携帯電話の機能が、体内に埋め込まれているような仕組みと考えると、わかりやすいだろうか。電脳によりキーボードやマウスなどを使用せずに、機械をコントロールすることができるばかりか、脳に対して直接情報を送り込む形で学習するといったことも可能となる脳の構造解析が完了しているからこそ行える技術であり、技術的には義体より後から生まれてきたものであり、サイボーグにも関わらず電脳化していない人もいるが、2030年の日本ではほぼ全ての人々が電脳化している。広義では電脳化も義体化の一種だが、義体に比べ電脳は一般に行き渡っているため、両者は区別されている。
・電脳通信~ゴーストハック
電脳同志が形成するネットワークを利用して通信を行うのが電脳通信である。だが、電脳ネットワークに接続することは、ゴーストを他者に対してさらけ出すことと同義であり、悪意を持った他者にゴーストの障壁を突破されると、自分という個を乗っ取られることになる。ゴースト障壁を突破することをゴーストハックといい、他者を完全に支配下におけることから重罪となる。
・攻性防壁、防壁迷路
ゴーストハックに対抗するためにゴースト障壁を強化する技術も生まれ「防壁」と総称されている。ゴーストハックされた際に逆探して、敵のゴーストに対して逆に攻撃するものを「攻性防壁」、防壁内に抜けられないような迷路を仕込み、敵のゴーストを取り込むものを「防壁迷路」と呼ぶ。
・新浜
神戸の沖合にある海上都市が新浜県新浜市である。ニューポートシティと呼ばれることもある。首都機能が新浜市にあった頃の名残で、政府機関の建物が点在している(現在の首都は福岡)。完全な人工都市であるが、オフィス街、居住区などが複合的に配置されており、様々な点で融通が効くため、9課があつかうような高度な情報戦の舞台になりがちのようだ。9課の本部も新浜市にある。
・笑い男事件
2024年2月1日、セラノ・ゲノミクス社社長アーネスト瀬良野氏が誘拐された。同時に現金100億円、金塊100kgが犯人から要求されるが、そのまま連絡が途絶える。報道管制の中、2月3日、突然TVモニターの向こう側に姿を現した瀬良野氏と銃を持った犯人。生中継のただ中、犯人から脅迫を受ける瀬良野氏。現場を逃走する際に犯人はカメラのAI、通行人やTV局のスタッフにまで〈笑い男〉マークをリアルタイムで上書きして逃走。通称〈笑い男〉事件と呼ばれる劇場型犯罪の始まりだった。衝撃的な初登場以降、MM(マイクロマシン)の製造ラインに〈死に至るウィルスプログラム〉を混入するという手口で引き続き同社を脅迫。セラノ株が暴落した時点で脅迫はストップ、続いて他のMMメーカー6社が同じ手口で脅迫された。政府による被害企業への公的資金導入を期に〈笑い男〉は終了宣言を行いネットの闇に消えた。
・公安9課
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊 公安9課、通称「攻殻機動隊」である。要人警護、汚職摘発、無差別殺人、電脳犯罪、テロとあらゆる犯罪に対するが、主な任務は、国家の保安、機密、情報に関するもので、通常の警察機構とは異なり諜報部的任務を行う。時代に則して設置された機能的な政府機関であるが極めて特殊な存在であり、犯罪者に事を起こさせないために事件が起こる前に行動を始め、犯罪に対して攻性に対応する事を最重要視している。この時代の犯罪の特徴である情報・電脳戦を得意とし、高性能義体を生かした物理的な戦闘においても特筆すべき能力を発揮する少数精鋭のスペシャリスト等で構成され、自らの正義を成す為には、暴力をもって戦う事を辞さない。犯罪に対し常に攻性であり続けるため、メンバーは完全引き抜き制、階級無しの実力主義、組織のトップは首相のみとなっている。
■サブタイトル
・第1話/再起動
・第2話/飽食の僕 NIGHIT CRUISE
・第3話/土曜の夜と日曜の朝 CASH EYE
・第4話/天敵 NATURAL ENEMY
・第5話/動機ある者たち INDUCTANCE
・第6話/潜在熱源 EXCAVATION
・第7話/狂想は亡国の調べ Pu239
・第8話/素食の晩餐 FAKE FOOD
・第9話/絶望という名の希望 AMBIVALENCE
・第10話/イカレルオトコ TRIAL
・第11話/草迷宮 affection
・第12話/名も無き者へ SELECON
・第13話/顔 MAKE UP
・第14話/左眼に気をつけろ POKER FACE
・第15話/機械たちの午後 PAT.
・第16話/そこにいること ANOTHER CHANCE
・第17話/修好母子 RED DATA
・第18話/天使の詩 TRANS PARENT
・第19話/相対の連鎖 CHAIN REACTION
・第20話/北端の混迷 FABRICATE FOG
・第21話/敗走 EMBARRASSMENT
・第22話/無人街 REVERSAL PROCESS
・第23話/橋が落ちる日 MARTIAL LAW
・第24話/出島、空爆 NUCLEAR POWER
・第25話/楽園の向こうへ THIS SIDE OF JUSTICE
・第26話/憂国への帰還 ENDLESS∞GIG
■関連作品
・GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
・イノセンス
・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man
・攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven
・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
・攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D
・攻殻機動隊 ARISE
・攻殻機動隊 ARISE PYROPHORIC CULT
・攻殻機動隊 新劇場版
■主題歌・楽曲
・OP1
・rise
・作詞/Tim Jensen、Origa
・作曲/菅野よう子
・編曲/菅野よう子
・歌/Origa
・ED1
・living inside the shell
・作詞/Shanti Snyder
・作曲/菅野よう子
・編曲/菅野よう子
・歌/Steve Conte