作品基本情報 [事務局独自調査]
トキヲカケルショウジョ
時をかける少女
- ■公開メディア
- 劇場
- ■原作メディア
- 小説
- ■公開日
- 2006年07月15日 ~ 0000年01月01日
- ■配給会社
- 角川ヘラルド映画
- ■分数
- 100分
- ■話数
- 1話
- ■原作
- 筒井康隆
- ■監督
- 細田守
- ■制作
- ・アニメーション制作/マッドハウス
・製作/「時をかける少女」製作委員会(角川書店、角川ヘラルド映画、ハピネット、メモリーテック、キュー・テック、G.T.エンターテイメント、角川アニメファンド) - ■著作
- ©「時をかける少女」製作委員会2006
作品詳細情報
■ストーリー
高校2年生の紺野真琴は、理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことがきっかけとなり、時間を飛び越えて過去に戻る力「タイムリープ」を手に入れる。
彼女はさっそく「タイムリープ」の力を試すべく、妹が食べてしまったプリンを食べにいく。
自分が“飛べる”ことを確信した真琴は、男友達の間宮千昭や津田功介とカラオケでノドが枯れるまで歌ったり、3人で何度も野球をして好プレイを連発してみたり…。何気ない日常を思う存分満喫するのだった。
何があっても大丈夫、また戻ればいい、何回でもリセットができる。そんな楽しい毎日が続くはずだった。千昭が真琴に「俺とつきあえば?」と告げるまでは。Time waits for no one.(時は人を待たない)。
「タイムリープ」を繰り返し、残り回数が底をついたとき、真琴は自分にとって一番大事なかけがえのない時間がそこにあったことに気づくのだった…。
■解説
21世紀をかける新ヒロインは紺野真琴17歳、高校2年生
1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」(著:筒井康隆 角川文庫刊)が、初めてアニメーション映画になります。
本作の主人公は、紺野真琴17才。2006年を生きる東京の女子高校生。その声を演じるのは、百人以上のオーディションから選ばれた仲里依紗(なか・りいさ)、16才。
CM出演や雑誌のモデルで活躍し、おおいに注目されているフレッシュな声で主役の座を射止めました。
あるきっかけから「今」から過去に遡ってやり直せる力、タイムリープ能力を持ってしまった紺野真琴は、ひとたびその使い方を覚えると、何の躊躇も無く日常の些細な不満や欲望に費やしてしまいます。
大好きなものはいくらでも食べられるし、いやなトラブルも即解決!
ばら色の日々のはずだったのですが…。
アニメーション版はこれまでになく、アクティヴで前向き。主人公、紺野真琴が初夏の町並みを、文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画です。
友情から恋に変わった日って、覚えてる
紺野真琴には仲のいい男のクラスメートが二人います。ひとりは幼なじみの津田功介。もうひとりは間宮千昭。
真琴は同級の女子とつるむより、3人で野球の真似事をやるのが放課後の日課です。交際というのでもない、のんびりとしたのんきな関係。やがてそれぞれの進路を決めなければならない3年生になる前の、留保された優しい時間。
そんな3人の関係に、ある変化が訪れます。
原作の芳山和子が、叔母として登場
今回、話題を呼ぶのが紺野真琴の叔母であり、ちょっと謎めいた30代の独身女性として登場する、原作の主人公、芳山和子でしょう。
未来から来た初恋の人との別れの後、芳山和子はどんな人生を歩んできたのか?
彼女が新ヒロインの紺野真琴に授けたアドバイスとは?
芳山和子の声を演じるのは、映画「蝉しぐれ」やTVドラマ「女王の教室」、4月からのテレビドラマ「7人の女弁護士」などで活躍し、今もっとも注目されている女優、原沙知絵(はら・さちえ)です。
充実のスタッフ陣
監督は2005年春の劇場版「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた気鋭の監督、細田守。芸術家の村上隆とのコラボレートにより、フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンの店舗で上映された短編『SUPERFLAT MONOGRAM』や、六本木ヒルズのコマーシャルも監督。すでに世界に認められるアニメーション監督です。
脚本は「学校の怪談」で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した奥寺佐渡子。アニメーション映画は初挑戦です。
繊細で魅力的なキャラクターを生み出すのは、当代一の絵師、「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインを手がけた貞本義行。
■キャスト
・紺野真琴/仲里依紗
・間宮千昭/石田卓也
・津田功介/板倉光隆
・芳山和子/原沙知絵
・藤谷果穂/谷村美月
・早川友梨/垣内彩未
・紺野美雪/関戸優希
・上杉盛子/横張しおり
・野分析美/松岡そのか
・福島/立木文彦
・加藤/反田孝幸
・おばさん/山本圭子
・老守衛/中村正
・高瀬宋次郎/松田洋治
・真琴の父/桂歌若
・真琴の母/安藤みどり
■メインスタッフ
・原作/筒井康隆
・製作総指揮/角川歴彦
・製作/井上伸一郎(角川書店)、江川信也(角川ヘラルド映画)、川島晴男(ハピネット)、川崎代治(メモリーテック)、森本義久(キュー・テック)、榊俊人(G.T.エンターテインメント)
・制作/丸田順悟(マッドハウス)
・企画/丸山正雄(マッドハウス)
・製作統括/安田猛(角川書店)
・プロデューサー/渡邊隆史(角川書店)、齋藤優一郎(マッドハウス)
・脚本/奥寺佐渡子
・キャラクターデザイン/貞本義行
・作画監督/青山浩行、久保田誓、石浜真史
・作画監督補佐/藤田しげる、名倉靖博
・美術監督/山本二三
・美術監督補佐/橋本和幸、増山修、丸山智宏
・色彩設計/鎌田千賀子
・撮影監督/冨田佳宏(旭プロダクション)
・CG/ハヤシヒロミ(Spooky graphic)
・ラインコーディネーター/奈良井昌幸
・編集/西山茂(リアル・ティ)
・音響効果/倉橋静男・米原想(サウンドボックス)
・録音/小原吉男
・音楽/吉田潔
・ピアノ演奏/美野春樹
・音楽プロデューサー/岡田こずえ
・アニメーション制作/マッドハウス
・製作/「時をかける少女」製作委員会(角川書店、角川ヘラルド映画、ハピネット、メモリーテック、キュー・テック、G.T.エンターテイメント、角川アニメファンド)
・配給/角川ヘラルド映画
・監督/細田守
■メインキャラクタ
・紺野真琴
東京の下町にある高校へ通う高校2年生。成績は中の下ぐらいで、これといった特技も無く、クラスメートとやる野球の真似事が暇つぶしという日常。夏休み前のある日、なぜかタイムリープ能力を持つ。
・間宮千昭
紺野真琴のクラスメート。トラブルがあると、考えるより早く手が出てしまうタイプ。数学は成績優秀だが、基本的な漢字が書けなかったりするアンバランスさを持つ。
・津田功介
紺野真琴のクラスメート。放課後の遊びの野球にも付き合っているが、医学部志望の秀才。スポーツにも秀で、女子の間では、なぜ真琴や千昭の遊び相手になっているのか、謎を呼んでいる。
・芳山和子
紺野真琴の叔母。30代後半だが未婚。博物館で絵画の修復の仕事をしている。ちょっと浮世離れした不思議な女性。真琴からは「魔女おばさん」と呼ばれている。
・藤谷果穂
ボランティア部に所属する引っ込み思案な下級生。津田功介が好きで告白するが…。
・早川友梨
紺野真琴のクラスメート。間宮千昭が気になるらしく、真琴を通して千昭のことを聞いてくる。
・紺野美雪
中学生、真琴の妹。母親の料理の手伝いをちゃんとやるあたりは、真琴より優等生?
■メインロボ・アイテム
・タイムリープ
時間と場所を一気に跳躍して、現在とは別の時間、場所に行く超能力のこと。この映画ではクルミのような機械によって行われる。その力はプリペイドカードのように、使うごとに消費していくらしい。
■主題歌・楽曲
・TM1
・ガーネット
・作詞/奥華子
・作曲/奥華子
・編曲/佐藤準
・歌/奥華子
・IN1
・変わらないもの
・作詞/奥華子
・作曲/奥華子
・編曲/佐藤準
・歌/奥華子