作品基本情報 [事務局独自調査]
レッドデータガール
RDG レッドデータガール
- ■公開メディア
- TVアニメシリーズ
- ■原作メディア
- 小説
- ■放送期間
- 2013年04月03日 ~ 2013年06月19日
- ■放送局
- TOKYO MX
- ■分数
- 30分
- ■話数
- 12話
- ■原作
- ・原作/荻原規子
- ■監督
- 篠原俊哉
- ■制作
- P.A.WORKS
- ■著作
- ©2013 荻原規子・角川書店/「RDG」製作委員会
作品詳細情報
■ストーリー
変わりたい、変えたい。私も、未来も―――
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。
鈴原泉水子は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。
長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。
泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、
幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、
泉水子の通う中学校に転校してくることになるが―――!?
―――泉水子自身もまだ知らない大きな運命が、静かに動き始める!
■解説
「普通」になりたい少女の願いが、未来を変える――
善も悪もない、新たな学園ファンタジー!
「空色勾玉」をはじめとする勾玉三部作、「西の善き魔女」シリーズなど数々の人気作を手掛け、子どもから大人まで幅広いファンに支持されている、人気作家・荻原規子が放つ、新たな現代ファンタジー「RDG レッドデータガール」。引っ込み思案な主人公の少女が、悩みながら成長し、未来に向かっていく物語を、豪華アニメスタッフが鮮やかに描き出す――!
■キャスト
・鈴原泉水子/早見沙織
・相楽深行/内山昂輝
・宗田真響/米澤円
・宗田真夏/石川界人
・宗田真澄/木村良平
・相楽雪政/福山潤
・和宮さとる/釘宮理恵
・高柳一条/野島裕史
・如月・ジーン・仄香/ブリドカット セーラ 恵美
・村上穂高/石田彰
・鈴原紫子/朴路美
・鈴原大成/井上和彦
・姫神/田中理恵
■メインスタッフ
・原作/荻原規子
・監督/篠原俊哉
・シリーズ構成、脚本/横手美智子
・キャラクター原案/岸田メル
・キャラクターデザイン/芝美奈子
・美術監督/東潤一
・色彩設計/中野尚美
・撮影監督/梶原幸代
・編集/野川仁
・3D監督/山崎嘉雅
・特殊効果/加藤千恵
・音響監督/若林和弘
・音響効果/森川永子
・音楽/myu、伊藤真澄
・音楽制作/ランティス
・アニメーション制作/P.A.WORKS
・制作/「RDG」製作委員会
■メインキャラクタ
・鈴原泉水子(すずはら いずみこ)
凰城学園高等部の1年生。世間知らずで極度の人見知り。熊野の栗谷中学校から東京へ進学し、寮生活を始める。長いお下げ髪には秘密があって…。
・相楽深行(さがら みゆき)
凰城学園高等部の1年生。泉水子の幼なじみで同級生。成績優秀、端正な容姿で女子から人気もある。山伏の家系で、本人も修行中。
・宗田真響(そうだ まゆら)
凰城学園高等部の1年生。泉水子のルームメイト。美少女でトップクラスの成績。弟の真夏が何よりも大切な存在。長野県戸隠の忍者の家系。
・宗田真夏(そうだ まなつ)
凰城学園高等部の1年生。真響の弟。勉強嫌いだが、明るく元気。馬が好きで、馬術部に所属している。
・宗田真澄(そうだ ますみ)
真響の三つ子の弟。
・高柳一条(たかやなぎ いちじょう)
凰城学園高等部の1年生。真響と同じクラス。京都にある陰陽師の家系。泉水子に興味を持ち近づくが…。
・如月・ジーン・仄香(きさらぎ じーん ほのか)
凰城学園高等部の現生徒会長。2年生。
・村上穂高(むらかみ ほだか)
歌舞伎の家柄。仄香に日本舞踊を教えている。
・相楽雪政(さがら ゆきまさ)
深行の父親。泉水子の両親とは昔からの友人で、泉水子の面倒もみている。見た目が非常に若く、だれもが見とれる美男子。
・和宮さとる(わみや さとる)
泉水子が通う栗谷中学校の同級生。
■メインロボ・アイテム
・天鈿女命(あめのうずめのみこと)
日本神話に登場する女神であり、日本最古の踊り子。その逸話は『日本書紀』や『古事記』などに描かれている。太陽神・天照大御神(あまてらすおおみかみ) が高天ヶ原の天の岩戸に隠れた時、舞を舞うことによって、そこから招き出そうとした。
・岩戸(いわと)
岩穴の入口にある堅固な岩の戸。天照大御神 (あまてらすおおみかみ)が隠れたと伝えられている高天ヶ原の岩戸を 「天の岩戸(あまのいわと)」と言う。
・陰陽師(おんみょうじ)
中国発祥の陰陽五行思想に基づいた「陰陽道」に携わる呪術師。天文学や暦学も取り入れた特殊な占術を用いて吉凶を察知し、 呪術により対処する。疫病治療なども行う。「式神使い」とも呼ばれる。
・怨霊(おんりょう)
生前に受けた仕打ちや境遇に怨みを抱き、祟りを成す死霊。また、強い憎しみや怨みを持った人間の生き霊が怨霊と化して、災いをもたらす場合もある。
・神楽(かぐら)
神に奉納するために、神事や祭礼などで披露される舞踊や雅楽などのこと。
・加持祈祷(かじきとう)
密教で行われる、災厄をはらうための祈り。または、その儀式。「加持」とは神仏が 「衆生 (しゅじょう) =生ある者」に与える加護、「祈祷」とは加護を得るための祈りを意味する。 手で印を結び、真言を唱え、心で神仏に加護を願う。
・神隠し(かみかくし)
人間が行方不明になった時、神や神霊によって隠されたとする言い伝え。天狗や妖怪などの超自然的存在による仕業も「神隠し」と言われることがある。 古くから「神が宿る神域(しんいき)」とされる土地ほど、そうした伝説が多い。
・鬼門(きもん)
陰陽道で、邪悪な鬼などが出入りするとして忌み嫌われた方角を指す。また、その言葉自体が、苦手なものや不吉なものを表す比喩として使われる。
・急急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)
陰陽師や祈祷師が魔を祓う際、呪文の結びに添える言葉。元々は古代中国の公文書などで、末尾に用いられた慣用句。「以上については、急ぎ律令 (法律)のように行え」という命令を意味する。
・九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)
戸隠神社の地主神。戸隠には「九つの頭と龍の尾を持つ鬼が、修験者によって岩戸の中に封じられた」という伝説があり、 その後「九頭龍権現」の名で水神として祀られ、雨乞いをする人々を助けたと言われている。そのほかにも九頭龍大神に関する伝説は日本各地に残り、多くの地域で信仰の対象となっている。
・九字(くじ)
護身のまじないとして唱えられる呪文。「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」の九文字からなる。 陰陽師や密教の僧、修験者(山伏)に伝わったもので、この呪文を唱えながら、剣になぞらえた指先で空中に縦4本、横5本の線を描く。 そのほかに、手で印を結ぶ方法もある。「九字の印」「九字護身法」とも言う。
・熊野古道(くまのこどう)
和歌山県、奈良県、三重県にまたがる紀伊山地に位置する 熊野三山<熊野本宮大社 (くまのほんぐうたいしゃ) 、 熊野速玉大社 (くまのはやたまたいしゃ) 、熊野那智大社 (くまのなちたいしゃ) >へと通じる参詣道 (さんけいどう) 。 平安時代より自然崇拝の地として、参詣が行われている。2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコの世界遺産に登録された。
・結界(けっかい)
密教における呪術のひとつ。一定の場所を浄域と定め、印を結び真言を唱えることで、そこに魔物や不浄なものが侵入するのを防ぐ。
・験者(げんざ)
「修験者」を指す呼び名。意味は「山伏」と同じ。
・眷属神(けんぞくしん)
格の高い大きな神に付随している小さな神。神の使者である動物、または動物の姿を持つ超自然的な存在を意味することもある。人間を越える力を持ち、 大きな神に代わって、その意志を伝えるという役目も果たす。
・護身(ごしん)
自分の身体や生命を危険から守ること。または、その手段である「護身術」「護身法」の略称。
・審神者(さにわ)
人にとりついた神や霊と問答して、その正体を明かしたり善悪を判断したりする者。古代の神道においては、神の言葉を受けて、その意味を解釈し伝える者のことを指した。
・式神(しきがみ)
陰陽師の命令に従って、変幻自在に姿を変える霊的な存在。人の善悪を見定めるという役割を持つが、 その能力が災いをもたらす呪詛 (じゅそ) に使われることもある。「式鬼 (しき) 」とも呼ばれる。
・錫杖(しゃくじょう)
山伏や僧侶が持つ杖。銅や鉄で作られ、頭部の大きな輪に複数の小さな輪が通してあり、 揺することで音を鳴らす。杖そのものは護身用に、音は経を唱える際の調子取りや合図などに使われる。輪の振動により煩悩を除去するとも言われている。
・修験道 しゅげんどう
日本に古来からある山岳信仰が、外来の密教や道教などと結びついて成立した宗教のひとつ。 霊験を得るために霊山で修行し、呪術や宗教的な活動を行う儀礼中心の実践的な宗教。
・神霊 しんれい
神の魂。または、徳の高い魂が神となったもの。
・絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)
生存している個体数が減少し、絶滅の恐れが極めて高いとされている野生生物の種。
・先祖返り(せんぞがえり)
親にはないが、先祖が持っていた形質や能力が突如出現する現象。生化学的な隔世遺伝も「先祖返り」と言われることがある。
・玉倉神社(たまくらじんじゃ)
泉水子の祖父が宮司を務める神社。 泉水子は神社の敷地内にある祖父宅で暮らしている。モデルになっているのは、奈良県吉野郡にある霊山・玉置山 (たまきさん) に位置する玉置神社。
・調伏(ちょうぶく)
祈祷によって、怨敵や魔物を降伏させること。
・忍者(にんじゃ)
大名や領主に仕え、密偵などの諜報活動や暗殺を行う者たち。鎌倉時代から江戸時代にかけて活躍し、独自の武術である「忍術」を使う。 日本各地にそれぞれの流派を持つ組織が存在し、伊賀流(三重県)、甲賀流(滋賀県)などが有名。戸隠山を拠点とする戸隠流も、そのひとつ。
・羽黒(はぐろ)
山形県鶴岡市に位置する羽黒山を指す。山岳信仰で知られる霊山で、山伏が修行を行う地でもある。
・バックギャモン
二人で行う対戦式のボードゲーム。盤上に並べた各自15個の駒をサイコロの目によって進め、すべてを相手よりも先にゴールさせた方が勝者となる。 現代のゲームスタイルは20世紀にアメリカで確立されたものだが、その原型をたどると古代エジプトまで遡るため「世界最古のボードゲーム」と言われている。
・姫神(ひめがみ)
謎の存在。姫神に対する雪政の態度から、かなり格式の高い特別な霊と思われる。
・八王子城の攻防(はちおうじじょうのこうぼう)
1590年、八王子城は豊臣秀吉による小田原討伐の一環として、上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの豊臣軍勢約1万5000人に攻められる。この時、 城主の北条氏照は小田原城に籠城しており、八王子城には家臣の一部とわずかな将兵、領民、女性たちら約3000人が立て籠もっていた。 城はわずか1日で落城し、氏照の正室・比佐を含む女性たちは自刃、あるいは滝に身を投げ、滝は3日3晩血に染まったと言い伝えられている。
・憑依(ひょうい)
霊がのりうつること。「憑依体質」とは、霊感の高さから憑依されやすい体質ということ。
・符呪(ふじゅ)
まじない。護符や呪文を用いて行われることもある。
・北条氏照(ほうじょううじてる)
安土桃山時代の戦国武将。武蔵国滝山城の城主として、関東での北条氏の勢力拡大に貢献する。1587年、武蔵と相模の国境に大規模な山城を築き、 山頂に祀られた八王子権現から「八王子城」と名付け、その城主となった。豊臣秀吉の小田原討伐の際、小田原城で徹底抗戦するが、のちに降伏。秀吉により切腹を命じられる。享年51歳。
・蟲物(まじもの)
まじないにより、相手を呪うこと。または、そのための術。人間を惑わす魔性の存在を指し示すこともある。「蠱物」とも表記される。
・巫女(みこ)
神に仕える女性。古来は神の言葉を人に伝える役割を担い、奉納の舞や祈祷、占いなどを行った。現代の神社では、神事の奉仕など神職の補佐的役割を務める。
・峰入り修行(みねいりしゅぎょう)
奈良県南部に位置する大峰山 (おおみねさん) で山伏が行う修行。奈良県の吉野山と和歌山県の熊野三山を結ぶ大峰奥駈道 (おおみねおくがけみち) という修行道を歩く。熊野古道の中でも特に険しい道で、75か所の修行場が設けられている。「大峰入り」とも呼ばれる。
・流鏑馬(やぶさめ)
馬場に平行して並べた3つの的を、馬に乗って走りながら鏑矢 (かぶらや) で次々と射る競技。 平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに行われた武芸鍛錬のひとつ。現代でも神社の神事として行われている。
・山伏(やまぶし)
霊山での修行により自らの霊力を高め、その力で呪術的な活動を行う者。 「山伏」とは、山に伏して修行することが語源となっている。「修験道を修めた者」という意味で「修験者」とも呼ばれる。
・憑坐(よりまし)
神霊がよりつく人間。霊を呼び出す祈祷師が、神霊をのりうつらせたり、霊の言葉を伝えさせたりするために伴う女性、童子を指す。 人形が用いられることもある。「依り代・憑り代 (よりしろ) 」とも呼ばれる。
・霊符(れいふ)
神仏の御利益があるお札。お守り。災厄から身を護る効果がある。「護符 (ごふ) 」とも呼ばれる。
・霊力(れいりょく)
霊的な力 (霊魂、生き霊、精霊など)を操ったり、そうしたものを感じ取ることができる能力。霊力を持つ者にとって、髪は力の源と言われている。
■サブタイトル
・第1章/はじめての転校生
・第2章/はじめての手のひら
・第3章/はじめてのお使い
・第4章/はじめてのルームメイト
・第5章/はじめてのお化粧
・第6章/はじめてのお泊り
・第7章/はじめての迷子
・第8章/はじめてのお願い
・第9章/はじめてのお披露目
・第10章/はじめての学園祭
・第11章/はじめての拒絶
・第12章/世界遺産の少女
■主題歌・楽曲
・OP1
・スモルワールドロップ
・作詞/Annabel
・作曲/myu
・編曲/myu
・歌/Annabel
・ED1
・予感
・作詞/畑亜貴
・作曲/伊藤真澄
・編曲/伊藤真澄
・歌/伊藤真澄
・ED2
・予感(泉水子バージョン)
・作詞/畑亜貴
・作曲/伊藤真澄
・編曲/伊藤真澄
・歌/鈴原泉水子(早見沙織)
・挿入歌1
・泉水子の舞
・作詞/神木遥
・作曲/神木遥
・歌/鈴原泉水子(早見沙織)